春を早める

放射冷却の朝。凍みわたりに絶好の日和です

フロントガラスの霜も凍ります

荷物はソリとスコップ、燻炭五袋

ここからなら上がれそう

この筋は下に流れる小川の印。少し不安に感じるけど、歩いてみると凍った雪の上はまったく磐石でした

振り返ると鳥屋ケ峰が朝日を浴び始めました

落ち葉が溶かした雪。これを人工的に実現します

秋の間に焦がしたもみ殻をソリの上にあけます。

畑の養分にもなるとのこと

ほぼ撒けました。権現堂山に日が昇るころ

雪の上に焦がしたもみ殻を撒くことの意味は、最近知りました。雪国では、雪が溶けないと作物が育てられません。春の始まりは雪次第。少しでも早く、実りのもとだねを蒔くために、黒いもみ殻を雪の上に散らして、日光の力で溶かすのです。

早まるのは10日にもなりませんが、それでも、活動を休んでいた冬の季節から、少しでも早く生き物が謳歌する春を迎えたいという気持ちで、凍った雪の上を歩いて畑に燻炭を撒くのです。

(2023.3.15)

明日3/2開店です

いよいよ明日、3月2日から今年の営業が始まります。

屋外には花が並びます

地元の雪割草もあり

魚沼の畑はまだ雪の中のため、今の季節の野菜は群馬の農家さんが育てたものです。

直送で届くため、採れたて新鮮は魚沼産と変わらない特徴です

若干ですがこういった加工品もあります

これはゴマ

のぼりをたてて、お客さんの来訪を待ちます

開店期間は11月末まで、季節の野菜を、収穫してすぐに店頭に出して販売します。開店時間は7時から16時まで、併設するそば処の営業時間は11時から13時です。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

(2023.3.1)

超大型新テントの立ち上げ

雪の晴れ間にテントの立ち上げ作業を行いました。

朝8時半から作戦会議。おおよその段取りを確認し合います。

昨年秋に届いた資材は、近くの倉庫に保管してありました。その資材を搬入します。

屋根部分の組み立ては柱を立ち上げずに低い位置で行います。

柱の足を折った状態。折れている部分のボルトは、スライドしながら上に持ち上がり、垂直になったところでもう一本のボルトで止めます。

屋根の三角の中央部。左右から来た横梁を頂上部分から垂直に降りてきた縦の梁とボルトで結合します。

垂直に建てた柱は、地面に設置した基礎部分にボルトどめします。

ボルトでアンカーどめ

あらかた立ち上がりました。

垂直になった柱の姿

横梁と天幕のシートをロープで結びつけます。苦労しましたが、何とか張れました。

10m×7mの、大きな空間が完成しました。国道側は目隠し、只見線側は透明シートで、シート自体が開閉可能になっています。雨や風で開けられない時以外は、開いて営業の予定です。

屋根にはブルーシートをかけます。3月はまだ雪が降るため、テントシートに雪が積もらないようにするための配慮です。

お店にいらした方は、新しいテントについても感想をお聞かせください。お待ちしています(2023.2.25)

雪国の雪のこと2

大雪になりました。例年より早く根雪となりそうです。

除雪のはじめは、雪の捨て場の確保。わが家の横には小さな水路があるため、そこへのルートを確保します。

積もった雪を1mほど掘り進めると、水流が見えました。ここに向けて、少しずつ雪を落とします。

落とす雪の量が多すぎると、水流を妨げてしまい、排雪機能がしばらく作用しなくなります。適当な量にセーブしながら入れることが実は時間短縮になります。

ひと休みに差したスコップの抜き跡は、青の洞窟のような青い色。雪に赤い長波系の光が吸収されて青く光るものと思われます。しばしその色に魅了されます。

仕事の合間合間に進めた雪堀りは、夜になってやっと終わりの目処が立ちました。

水路へのルートには取り急ぎスコップを立てて注意喚起。あわてて落ちないでね。

(2022.12.21)

ものずき村 冬眠す

ものずき村は冬季休業期間に入りました。再開は3月2日の予定です。

来年再開時には、そばのテントも建て替えるため、お世話になったテントをばらします。

今年の初雪が舞う中、とうとう更地になりました。14年の間、お客様に田んぼの眺めを提供してきたテントにお別れです。これまでありがとう。

(2022.12.2)

もみがらアート表彰式

もみがらアートのよく見渡せるものずき村のテラスで表彰式を行いました。

優勝は魚沼北中有志の皆さんと、元気すもんプロジェクトチームで描いた「もとき·まもる君」

今年の四月から合併した新生·魚沼北中学校の中学生が代表で表彰を受けてくれました。

第二位は広神西小学校の一·二年生が作った「あかもんねこまん」。今年の夏、みんなで作った赤カボチャ「あかもん」にインスパイアされてデザインしたオリジナルのキャラクターです。

村長は、駅近くの踏切で「400m先の窓の外」を見て、と、只見線乗客に呼び掛ける看板をかかげています。もみがらアートを多くの人に気付いてもらうためです。

今日の只見線の乗客の皆さんは、ボードを見てみんな手を振ってくれた、とのことです。

魚沼市民は条例で只見線を見たら手を振ることになっています(罰なし)

今は都心並みの混雑の只見線も、雪の降る頃には物静かな状態に戻るのでしょうか。ホッとするような、寂しいような気持ちです。

(2022.11.12)

新そばです

そば処の横はもみがらアートの絶好のビュースポット

11月に入り、ものずき村のそば処「げんたん」は今年獲れた新そばに切り替わっています。見て食べて秋を満喫してください!

(2022.11.11)

もみがらアートと只見線

完成しました!

今年のもみがらアート。上は運営サイドの告知のイラスト。平石川鉄橋と只見線です。

エントリー一番は「只見線がんばれ」。只見線沿線元気会議のだんだんどーもが、全通再開した只見線を応援します。

エントリーナンバー二番、広神西小1年生(パワフル)·2年生(なかよし)はあかもんのキャラクターを描いてくれました。

エントリーナンバー三番は元気すもんプロジェクトチーム。この夏生まれたキャラクター、「もとき·まもる君」をデザインしてくれた魚沼北中学有志の皆さんと描いた「もとき·まもる君」です。

写真で紹介するだけでは伝わらない雄大さがあります。ぜひ、直接見に来てください!11月6日までは、人気投票もやっています。

(2022.11.3)

稲刈り田んぼに描く只見線

六年前に始まったもみがらアート、今年は四団体が制作しています。もみがらは白、それを焼き焦がした黒の二色で、田んぼに絵を描きます。

三団体が優勝を競って制作していますが、雨が降ると精細を欠いてしまうので、10月末まで手直しが入ります。

11月1日から、ものずき紫とそば処げんたんの、お客様に投票してもらいます。ぜひ見に来て投票に参加してください!

(2022.10.27)