小学校であかもんを作ろう

地域の小学校の総合学習として、あかもんづくりを取り上げてもらいました。昨年から準備して今週いよいよ苗の植え付けを行いました。

地域の人が道沿いの畑を貸してくれました
先生が畝たてをします
施肥した後、マルチを張ります。2週間後に定植予定です。
その翌週体育館で説明会。次の週はいよいよ定植です。
1年生から3年生の63人が12班に分かれてそれぞれの株を植えます
ちょっと傾いたけど、よし。
元気に育てと願います

定植後、翌々日の畑の様子を見にきました。ここ二日間は明け方から雨が激しく降ったので、水は十分です。

こちらは学校畑。1班から4班株と、先生株
道沿いの畑の5班から12班株。みんな定着したみたい

こどもたちのように、健やかにすくすく育ちますように。

(2022.6.18)

あかもん栽培記録2

6月10日(金)

いよいよ蔓の管理が始まりました。最初に保温用の腰巻きの柱としていた棒を使って、伸びる蔓の方向を制御します。

心配した、どれが蔓でどれが葉っぱか、ということも定植から1ヶ月も経てば誰がみても明らかなくらいに伸びて来るのだ、ということがよくわかりました。

1番株。蔓がはっきりしているのはまだ二本。
2番株。三本の蔓が見えます。
3番株。4本目が葉っぱの下に見え隠れ
4番。三本見えます。
5番株は四本とも揃いました。誘導棒は3本使用
6番株は四本。棒で四本とも誘導を始めました
7番。小ぶりですが、二本の蔓が見えます。
8番。三本出てる。一本が長く伸びました。
9番。四本出てます。

畑に通い、葉っぱがなるべく日に当たり、かつ蔓が管理しやすいように方向をコントロールします。他の子蔓や孫蔓は切り取り、早めについた雌花は取ってしまう予定です。雄花は放置で構わないとのこと。

遅植えの最後の5苗、66番から70番を植えます。再度、定植方法を確認しましょう。

最後の苗はここに植えます。
植える前一時間、水をポットの下から吸わせます
マルチカッターで穴をあけます。ボットの直径より少し大きいくらい
空けた後
ボットの苗が土ごと植えられる程度に土を掘り出します
これくらいでいいかな
苗の茎を中指と薬指の間にはさみ、ポットをひっくり返して手のひらで受けとります。
ポットを外す
空けた穴に入れる
苗の土面の高さは回りと同じ高さ。入れた苗の間とのすき間を埋めます
手でしっかりと上から押さえます。
一番手前は最後の土の押さえが弱かったかな?

45、6、7、8、9番株も元気に育ってます。先週親蔓を切って止めました。

40番台のレポート少なめでゴメンね

6月15日(水)

こづるについた一番果を大きくならないうちにもぎとりました。

6番株のこづるについた雌花の実

大きくなると処分しにくくなるからです。でもこの大きさでもいたいけで少し心が傷みます。

親づるから分かれて六番目の葉が六番葉

実はこづる毎の一番果を必ず処分するわけではなく、六番葉までの実を処分し、七番葉以降についたものは残して育てます。

これも六番葉以内
もぎました。
これは8番株の六番葉
かわいそうだけど。取りました

今日で一番株から九番株を見守るのは別の人に代わります。5月5日に植えたので、定植から41日後の状態を記録しておきます。

一番
二番
三番
四番
五番
六番
七番もがんばれ
八番
九番。みんな立派になりました。美味しいあかもんを実らせてね

これからは45番からの5株、66番からの5株のレポートをします。それぞれ5月24日、6月10日に定植したものです。

45番からの5株
66番からの5株
葉がマルチシートに触れていると葉が傷むので、藁をあてて守ります
土を動かして草を取りました

今日は子ども達が小学校であかもん13株を植えました。これはまた別に。

6月17日(金)

49番に並んで50番から三株。計八株の畝の周りをトラクターで耕運

昨日45番グループのこづる誘導を始めました。今日はその後の様子を見に行き、この後蔓が伸びていく場所の草をうなって除草しました。

昨日の45番の状態。蔓が勝手に伸び始めています
一つの蔓に対し一本の棒でもっと外へ、もっと内へをコントロールする
45番の今日の様子。棒はちょっとずつ動かして
誘導前の46番。どちらかと言うと横に広がる傾向
誘導後の46番。ちょっときついかな、と思うギリギリまで位置変更
今日の46番
47番のコントロール以前
47番のコントロール後
その翌日
48
要するに四方向に蔓を伸ばす
一日にずいぶん育つのです
49
四方向はゆくゆく畝に直角で平行な二方向のこづるとなります
今日はもうすぐ畝を飛び出すね

6月20日(月)

蔓がどんどん伸びます。一番果を取りました。

さらし首のようになりましたが、一番果を取った目印です
45番
46番
47番
48。飛んでってしまったが、手前右から一つ取りました
49
45の7番葉についた実。これは育てていきます。

66番株グループは最も若い組。今日六番葉以降をカットする親蔓摘心をしました。

6/10定植組。小学校に植えたのと種まきは同じ株

久しぶりに私の手元を離れた一桁台の株(5/5定植)の様子を見に行きました。

両翼を広げた大鷲のようになりました
5番株の成長中の実。ピンポン玉より少し小さいくらい

6月21日(火)

孫蔓の除去が全くできていませんでした!夕方あわてて除去に向かいました。

右と左に伸びるこづるの間に、孫蔓が手前に伸びてきています
これです。
こづるとの分岐点から切り落とします
45番株からは4本切り落としました
迷うのはこの大きさ。たぶん手前が雄花、奥が孫蔓。少し様子を見ます

結果、46番から4本、47番から4本、49番から3本の孫蔓や一部育てる4本以外のこづるを落としました。なぜか48番には今のところ無駄づるは見つかりません。

無駄な蔓が見あたらない48番。そんなこともあるんですね

6月30日(木)

45番株たちも大分立派になりました

手前から奥に向けて、45から49番
蔓の先の方に、誘導棒を移動します
こういう孫蔓はハサミで切っていきます。一日置けば一株に一本はある
これくらいの大きさの時の孫蔓のもとを取れば、もっと簡単

今は蔓管理がメインの仕事ですが、孫蔓の切り落としは大きくなる前、子蔓の先の方で発生したての孫蔓の赤ちゃんを摘めば、作業は楽です。

大きくなってしまった

発見が遅れてしまった、子づる六番葉以内の実は、大きくなっていても落とします。育てる選択もありえますが、今回は決めたルールに厳格に。

ゴメン

育てる実には、泥や虫の影響を減らせるよう、ポリスチレン製の座布団を敷きました。

座布団。一枚で25円。結構高い。

66番から70番も成長を加速してきました。小学校とほぼ同時期の苗なので、指導する時はここでの今が役立ちます。

画像は6月29日のもの。一日でわかるくらい形が変わるからね。

この後、栽培記録はvol.3になります。検索には月毎がわかりやすいと思うためです。三ヶ月目に入るんですね。月日の経つのが早い早い。

ゼンマイは季節問わず

残雪が日差しによって水蒸気となり立ち込めます

ゼンマイは干して保管し、食べる時に水で戻して頂きます。保存がきくので、いつでも山菜の風味を楽しむことができます。ゼンマイを採ってワタを取り、日に干して保管できるようにするまでの様子を記録しました。

地元の人がブウトと呼ぶ、ゼンマイ収穫用の戦闘服。シブで固い
ゼンマイ採りに向かうにはスパイクピンを打った地下足袋を履きます
「あの辺りにあるだろ」「え、どこですか?」
生えるのは小川のそばで、かといって水辺というほど水っぽくはない所
丸まった葉がゲジゲジしてるのはオスなので採りません
もう少し奥へ行ってみよう
沢づたいに上がっていく
これは採る
ブウトの内側は袋になっていて次々と採れたゼンマイを入れていきます
家に帰って干しゼンマイにします

家に戻るとワタを取ります。ワタを取る時に、誤って収穫してしまったオスのゼンマイを選り分け、メスだけを残します。

ワタの部分を外し、長さを揃えながら雌雄を確認します
ワタとりしたばかりのゼンマイ
ワタ捨て場

一度茹でて、それから日に干します。干しながら揉みこむことでヨリを作ります

専用加工場で乾燥重量100gに小分け

完成しました。水に戻すと10倍に膨れるので、100gでも一人では食べきれない量になります。戻すには塩も灰汁も使わず、火と水と鍋だけでできるのでとても簡単です。ゼンマイが戻して使えたら、山菜料理の初級修了とのこと、張り切って取り組みます。

<参考:干しゼンマイの戻し方>

水を吸わせて戻す、もみほぐすようにすると早く戻る。急いでいる時にはこの工程はとばしてもよい。

水を換えて火にかけて、沸騰して5分程度で火を止めて、蓋をして自然冷却。

火を止めたところ。お湯がほのかにピンク色に色づいています。

完全に常温に戻ったら冷めたらきれいな水に入れてさらにアクをだす。

冷めたばかりの煮汁は赤ワインを薄めたようにきれいな色

つまんで食べてみて、食感やアクの度合いがちょうといい頃合いで引き上げる。

マヨネーズ醤油や出汁醤油、あるいは炒めもの、煮物の材料として使う。

(2022.6.4)

オキナグサを護る

オキナグサは陽当たりのよい川原や草原に普通に見られる草花でしたが、今は絶滅危惧種(VU)に指定されています。

地元の広神西小学校では保全のため、四年生が種子をとってポットで苗を育て、原生地に戻す活動をしています。

大雨の中、県立植物園の方の指導のもと、今年も実施しました。合羽を来て傘をさしての活動となりました。

学校に帰ってから、取った種子をポットに植えました。

終了後は、植物の話を教えてもらいました。小学生の皆さんも(私も)、とても興味深く聞きました。オキナグサ護ること、を考えて活動した後だったからです。

原生地を所有する大家さんは、毎年訪れる小学生に付き添ってくれています。オキナグサを傷めないように行う来月の草刈りも重要な活動です。

(2022.5.28)

<も追記

斜面の勾配がきついと草刈りも大変

昨日はオキナグサを守る大人達で群落周辺の草刈りをしました。

次はあっちをやる
オキナグサを傷めないため、基本的に鎌を手に刈ります

エンジンで動く刈払い機は使いません。使えばすごい効果を発揮しますが、それはまた別の機会に。

よし帰ろう

年に三回草刈りをするのが一般的です。雪が溶けてから伸び放題だった春の終わりに一回、夏の盆前に一回、稲刈りの直前に一回です。

(2022.6.10追記)

権現堂山へ

権現堂山は、旧広神村一帯を見守る山として地域の人々に親しまれています。手前に下権現(897m)、奧に上権現(997m)があり、その先には唐松岳(1079m)が連なります。

登山道の入り口にある看板。怖くて二度読めません
六合目の左の谷には池があります。カエルが鳴いていました
七合目と八合目の間にある清水。今日は涸れていました
八合目まであがると眺めが変わります
ん?もしやあれは
おお確かに
ものずき村が見えました
山頂から南魚沼方面を望む
破間(あぶるま)川上流方面を望む

頂上からは、魚野川と破間川が形成した魚沼盆地の全体が見渡せます。ほぼ休みなしで登るのに二時間かかりましたが、苦労した甲斐のある眺めでした。

(2022.5.26)

里山をめぐる

「めぐりやさい」のお二人が、山菜の動画を撮影するため、魚沼市田中の里山を訪れてくれました。

山の田んぼ
原木栽培の春シイタケももう終わり、次は秋です
昔のワラビ田でワラビ·フキ·イタドリ·オオナルコユリを採りました
横根集落でよこね米を田植え
ワラビのクルミあえを作ります
地元の山菜料理を伝授

里山がずっと続くように、知恵を絞ります。協力してくれる人が増えますように。

(2022.5.21)

春の江ざらい

5月5日に、田中地区一斉の「江ざらい」が実施されました。

年に一度の江ざらいは、秋冬の間に溜まった水路の落ち葉や泥を浚い、田んぼで利用する水の通りをよくする目的で行われます。

田中地区の田畑

地区に住む世帯は所有する田んぼの有無に関わらず、参加が原則です。不参加ペナルティは3000円。ただし不参加でも非難されることはなく、受け入れられています。

私の配属された班の担当区域は藪神ダム直下の取水場所から地区の田んぼの入り口まで、あぶるま川に沿った1kmほどの区間を点検しました。

今は水路のほとんどに蓋がかけてあり、いざというときにこの蓋が開けられる状態に戻すことが主眼です。

一冬を越して雪が溶けると、水路を覆った杉の落ち葉が現れます
落ち葉を払い、被った土をどけました
時には水路の中にも入ります
小休止
江ざらい用 角スコップ
休憩場所からの里と山の眺め

最後は川沿いに隣の集落まで深く入り込みました。単に地区の清掃ではなく、地区の水の利用を確保するという目的なのだと言うことを実感します。

まだ雪が残るのは、除雪した雪の排雪場所として利用されていたため
取水場所近くの沢。上に見えるのは県道
水が通りました

水の流れがしっかり確保されました。次に雪が閉ざすまで、田んぼを潤し続けることになります。

(2022.5.11)

あかもん栽培記録

あかもん。しっとり濃厚な味わいです。

5月5日(こどもの日)

1.5メートル幅のウネにマルチカッターで2メートル間隔で穴を開けます。

穴を開けたところの土を円柱状にどけます。土をどける量はあかもんの苗ポットの大きさです。ポットを逆さにして苗を取り出し、穴の中に丁寧に植えます。すき間にはもう一度土を戻します。

風除けと低温化防止のため、肥料の袋で作った腰巻きで苗の周りを囲います。支柱は竹の棒を四本、用意しておきます。

今日は9株を植えました。遅植え分は6月10日頃に植える予定です。

5月6日(金)

定植した翌日、翌々日は特に水分が切れないように朝一番で水やりをします。昨日かけた腰巻きを持ち上げて、葉にかけず茎元に丁寧にかけます。じょうろで十秒注ぎました。

今は双葉の上に本葉が二枚の状態です。本葉が5枚になったらその先に成長しないように本蔓を摘みます。その後は子蔓を育てていくのです。

5月7日(土)


一番苗

今日も朝一番で水やりをしました。じょうろで8秒間。水のやりすぎは、水を求める根の成長を阻害するので、明日以降は天気と相談しながら水やりを休みます。

2番苗。2番葉が囲いに触れてますね。
3番苗。元気に育っています。
4番です。
5番。2番葉が大きいですね
6番です。中心がずれてましたね
7番。3番葉がはっきりして来ました。成長株
8番。狭いよ、と言われそう
9番です。今はここまで。

夕方に、次の苗定植に備えてウネ立てをしました。

ウネ立て機です

石灰で白線を引き、その直線に沿ってウネ立て機を手押しします。

溝が大きく切れました

ウネ端を整えるため、レイキで土を持ち上げます

ウネ山は、かすかにかまぼこ型になるようにします。

水はけをよくするため、端にむけて気持ち傾斜がある形のウネにしました。

調ったかな?

そしてマルチシートをかければ、初日(おととい)の手順で定植をしていくのです。

5月10日(火)

一番の成長株、7番では4番葉が見えます

昨日のウネの様子。まだ本蔓の高さは風除けを越えていません。おととい8日の早朝、雨が降ったため、予定どおりこの二日間、水やりはおやすみです。

5月19日(木)

畑には最初の9株に加え、同じ畝に2株、その他の畝に33株が植えられました。

畝の間に草が目立って来ました。除草剤は使わず、耕運することで草を取ることにします。

トラクターで耕します
畝の端に盛り上がった土に前輪を乗せるように動かします
きれいに土色になりました

その後、大きくなった最初の9株から、保護のための腰巻き肥料袋を取り去りました。

9株それぞれの、5枚目の葉を見ていきます。今育っている親蔓には6枚目の葉はつけさせません。蔓もカットしてしまいます。以後は各葉と親蔓の間から伸びる子づるを成長させていくからです。

一番株。五番葉はまだセロリの芯くらいの大きさ
二番株。一番株のよりは少し大きいか
三番株はここに来て一番の成長を見せています。青々した五番葉
四番株も三番に負けない勢い。六番葉がもうできてきてますね
五番株の五番葉も立派
真横から見た六番株の五番葉。大きさ中くらいです
スタートダッシュした七番株も三番四番に追い付かれてます
八番株の五番葉も濃い緑ですねー
九番株。正面右手の葉の形は、子づるの元です
みんな元気に育てよ

明日はもう一枚、畑をぶつ(耕して、畝を立てる)予定です。またレポートします。

5月24日(火)

先日ぶった新しい畑に、5株を定植しました

通算で45から49株目となります。あと5株、この畑に植える予定ですがそれは遅植えの6月10日予定です。

一方、順調に大きくなった1番から9番の株は、親蔓の摘心をします。

もう日が暮れるから急がないと

しかしどれが子づるか葉っぱか、素人にはちょっと見分けがつかないところがあります

1番株
9番株を斜め上から見ています

かなり思いきって、ここぞと言うところで切り落としました

5番摘心後。正しく切れたのだろうか?
6番。これでよいのかな。自信ない

この後は子づるを伸ばしていく段階に入ります。

5月27日(金)

いつのまにか一番大きくなった9番株

親蔓の摘心後、なかなか子づるが確認できないでしましたが、今朝いくつかの株でやっと確認できました。上の写真で左上に伸びているのが5番葉の付け根から出ている蔓、右下に伸びているのが4番葉の付け根からの蔓です。その他の葉っぱからの蔓はまだ確認できないでいます。

見ても葉っぱなのか蔓なのかわかりませんでしたが
蔓が出るのはしばらく経ってからだったんですね
親蔓の切り後。ちょっと痛々しい
1番株。横に広がってます
2番株。大きくなりました
3番株。大きい方のグループに入ります
4番株。一番葉が黄色くて気になるのですが
5番株。これも大きい方です
6番株。かなり大きい
7番株。定植してすぐは一番成長が早かったのですが
8番株。結構大きい

後から植えた45番株たちはまだ4番葉までつけたところです。

45番株
46番株
47番株
48番株
49番株

山菜たくさん出ています

うどはゴマ和えクルミ合えが美味しい

今年も山菜真っ盛りのシーズンになりました。ものずき村の店頭にはたくさんの野菜、山菜が並んでいます。

山菜の王道 ふきのとう
こごみは茹でてマヨネーズ醤油でいかがでしょう
タラの芽は天ぷらで
ウルイはサッと茹でれば少しネットリ、でもシャッキリ
ワラビは出初めです
新鮮な山菜選びに余念がありません

ものずき村はGW中は休まず営業しています。

しだれ桜と守門岳

里の雪はおおかた溶けて、これから野菜作りと田植えが本格化します。

(2022.5.1)

「げんたん」に込めた思い

ものずき村は山野菜直売所としてオープンしましたが、開店2年後にそば処を併設するようになりました。

「げんたん」とは変わった店名です。店名の由来を聞くと、意外にも米の減反政策と関わりがあるのだそうです。

毎朝、そば粉をこねて、機械でそばを打ちます。一人分に取り分けて、その日、出すそばを準備します。

そば粉は地元から仕入れています。コシヒカリで有名な魚沼ですが、それでも米の消費量の減少のため、田んぼは野菜や園芸作物の畑に転換することが求められています。いわゆる減反政策ですが、代わりに蕎麦を育てる農家は少なくありません。蕎麦への転作は、応援のため補助金も少し出るとのこと。しかしそうやって作られた蕎麦も、需要がなければ価値がつきません。

店から見える山々。すぐ下には只見線

地域の 農家に支えられているものずき村は、米作りから蕎麦作りに転換した地元の農家さんを支援することも大事な使命です。減反政策を受けても自分の足で立ち続けられるよう、負けるもんか、と言う気持ちから命名されています。ぜひ一度、ご賞味ください。

お客様の数を予想して揚げますが、時々品切れしてしまいます。

天ぷらは地元の旬の山菜・野菜を揚げた揚げたてです。今のところ一皿100円です。

安い!
今日の天ぷら材料は豊富です
お茶はほうじ茶
お好みでソバツユにかぐらなんばんもサービスです

開店時間は3月から11月の11時から13時。水曜定休ですが、ゴールデンウィーク中は休まず営業しています。

(2022.4.23)