作物に大切なミツバチを育てる

ものずき村の村長は、ものずきみつばち愛好会の会長でもあります。

ものずきみつばち愛好会は、村長がみつばちの愛らしい特徴を伝えて感化された50代から80代の人たち数十人の団体です。新潟各地を中心に、それぞれの地域でニホンミツバチを育てています。

今日も元気かな?
ミツバチ様子を伺う

女王になるハチも働きバチも元は同じメスのハチですが、女王が王台に卵を産みつけると、それが女王になります。毎年、女王は新しい女王にその巣を譲り、働きバチの半数を引き連れて別の巣を作ります。これが「分蜂(ぶんぽう。巣分かれ とも)」です。この「分蜂」を計画的に行い、健康に育つみつばちの巣を増やしていくことが、愛好会のメンバーの主な目的になっています。

みつばちの巣が増えると、越冬のためのハチミツがたくさん取れるようになります。でもここでは、越冬のために蜂たちが用意した蜂蜜のうち、余った分だけを頂きます。商業目的ではないので、砂糖水を加えて過剰に作らせるようなこともしません。こうすることで、混じり気のない、純なハチミツが取れるのだそうです。

ミツバチについて嬉しそうに語る村長

ニホンミツバチを大切にすることは、日本の農業を守ることにつながるのだそうです。作物の生育に必要なミツバチによる受粉は、地場の農業の存続に不可欠な営みだからです。

作物にとって大切なミツバチですが、それ以前にミツバチは愛しくて仕方ないと、村長は語ってくれました。皆さんもニホンミツバチを育ててみませんか?

畑の一角にある巣箱。人通りのある場所から遠去けて設置します。
ニホンミツバチ

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