種まき・育苗
昨秋10月、あかもんから種を採りました。


4月15日に種まきをしました。
種まきポットの水はけをよくするため、底に「鹿沼土」を2〜3cm敷きます。ポットの半分くらいまで「培土」を入れ、種を置いたあと、1.5cm程度の土を被せました。
電気毛布の上に置いて温め、発芽を待ちます。


4月20日、発芽を確認!


日が経つにつれ茎が伸びていきます。このあと、本葉が出るよう、日に当てて育てていきました。


畑をぶつ・畝をたてる
育苗の一方で、畑を耕します。魚沼では畑を耕すことを「ぶつ」と言います。
かぼちゃは過剰な水を嫌うため、事前に排水工事を行い、畑に水が溜まるのを防ぎます。元あった排水口を適切な位置にまで掘り下げ、排水経路の泥を取り除ききれいにしました。


いよいよ耕運です。一辺をぶつ速度は主変速も副変速も一速で慎重に。畑が不定等辺五角形のためぶちにくいのですが、もれなく耕せるように前進と後退を繰り返しながら耕運します。


耕運を終え、半日置くと大分乾いてきました。これならかぼちゃも元気に育ってくれそうです。


4月30日、畝たてに取り掛かります。まずは、畝の位置決め。凧糸を張って畝の中心線を作ります。
畝幅は1.5m。凧糸の中心線に沿って、おおよそ2m幅で鶏糞を撒きました。


翌日、鶏糞を施した畝位置にマルチ(マルチングフィルム)を張ります。
耕運機で溝を切った後、「えっぷり」と呼ばれる道具を使って、畝の形を整えます。


畝の形ができたら、150センチ幅の黒マルチを張って、両脇を土で押さえます。


定植〜成長を見守る
5月、農作業シェアリングのパイロット参加メンバーで、定植を行いました。
マルチカッターでポットの大きさに穴をあけ、ポットの株を移し替えます。その後、風除けを施しました。




定植から2週間経ち、いよいよ風除けを外します。


雑草をとる・茅を敷く
6月、雑草を管理します。雑草は良品を育成する際の天敵です。雑草と言う名前の草はない、と言いますが、ここではあえて雑草と呼ばせてもらいます。
除草剤を使わずに育てるため、また、畑の養分にもなってほしいため、雑草を耕運して土に混ぜます。まずは耕運機で雑草を鋤き込みます。


残念ながらマルチのキワは耕運機で耕せません。ここに残った雑草は手で抜きます。


この後は、あかもんのつるが伸びていくため、耕運はできません。代わりに茅を敷いて、雑草の成長を妨げます。
雑草を排除するのは、虫があかもんの実に寄り付かないようにしたいためです。同じ理由で、つるを空中に持ち上げて実を地面から遠ざける、三脚もセットしました。


