畑をぶつ

魚沼では畑を耕すことを「ぶつ」と言います。昨日は粗ブチ、畝立てをする前の肥料を撒く前に、固くなった畑の土を掘り起こして柔らかくし、生え始めた草を鋤き込む作業をしました。

畑をぶつ前に排水の改良が必要です。カボチャは水分の過剰な畑を嫌います。ここの畑は元田んぼで川に近いため水の切れが悪く、すぐ水溜まりが出来ます。そのため数日前に簡単な排水工事をしました。

道具は手袋と剣スコップ(ケンスコ)だけでいいのですが、念のため鍬(クワ)と角スコップ(カクスコ)も携行しました。

そもそも配水管の排水口の位置が高いため、掘り出して低い位置にレベル下げをします。

水の通り道を確認。かなり泥で埋まっています。

菅の中にたまった泥もきれいにしました。

これくらい下げれば十分かな?

いよいよ耕運です。一辺をぶつ速度は主変速も副変速も一速で慎重に。普通に歩く速さの半分くらいです。

耕運深さは今使ってるトラクターのレベル2の前後。畑の状態に合わせて調整しながら走ります。

耕すと土中の虫が表面に出てくることを知っているのか、鳥が集まります。今回はカラスとセキレイが畑を跳ね回っていました。

畑が不定等辺五角形のためぶちにくいのですが、もれなく耕せるように前進と後退を繰り返しながら耕運します。

雪の残る山に囲まれながら、トラクターを走らせていると、一つのことに集中して無心になれるため、この時間をとても気に入っています。努力しても少し草が残っているのは畑の高低が少しあるためかな。

今朝、半日置いた後の様子。大分乾いてきました。これならカボチャも元気に育ってくれそうです。

(2023.4.22)

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