江浚い~里山の農を守る協働作業

集落総出で田畑への水の導線を確認します。冬は雪に閉ざされる魚沼の農地のため、今年の農地を運用するためにとても重要な作業です。ここには暮らしの本質的なところは住民が自分たちで行う、という風土があります。この水を利用して農業を営んでいる人は数少なくなりましたが、雪掘りと並んで、雪国に暮らす人の暗黙の協力関係を象徴する協働作業となっています。

里山応援 農作業シェアリングでは、江浚いが農地を利用できる状態にするための大切な行為であるため、その時期の参加者には力を貸してもらいます。集落外の人間が集落の人と協力して、本質的に重要な行為で共通の目標を達成する経験は、他では得がたいものと思います。

(2023.5.23)

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