春の江ざらい

5月5日に、田中地区一斉の「江ざらい」が実施されました。

年に一度の江ざらいは、秋冬の間に溜まった水路の落ち葉や泥を浚い、田んぼで利用する水の通りをよくする目的で行われます。

田中地区の田畑

地区に住む世帯は所有する田んぼの有無に関わらず、参加が原則です。不参加ペナルティは3000円。ただし不参加でも非難されることはなく、受け入れられています。

私の配属された班の担当区域は藪神ダム直下の取水場所から地区の田んぼの入り口まで、あぶるま川に沿った1kmほどの区間を点検しました。

今は水路のほとんどに蓋がかけてあり、いざというときにこの蓋が開けられる状態に戻すことが主眼です。

一冬を越して雪が溶けると、水路を覆った杉の落ち葉が現れます
落ち葉を払い、被った土をどけました
時には水路の中にも入ります
小休止
江ざらい用 角スコップ
休憩場所からの里と山の眺め

最後は川沿いに隣の集落まで深く入り込みました。単に地区の清掃ではなく、地区の水の利用を確保するという目的なのだと言うことを実感します。

まだ雪が残るのは、除雪した雪の排雪場所として利用されていたため
取水場所近くの沢。上に見えるのは県道
水が通りました

水の流れがしっかり確保されました。次に雪が閉ざすまで、田んぼを潤し続けることになります。

(2022.5.11)

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