雑草は良品を育成する際の天敵です。雑草と言う名前の草はない、と言いますが、ここではあえて雑草と呼ばせてもらいます。
除草剤は使わずに育てようとしています。そのため畑の養分にもなってほしい雑草は耕運して土に混ぜるのです。配合飼料もなかった戦後しばらくは、人の畑の雑草を取ったりしたら大変だったそうです。貴重な栄養源だったからです。

苗を植えてから1ヵ月、耕運してからだと一月半。畑の雑草もかなり目立つようになりました。

まずは耕運機で雑草を鋤き込みます。借りた耕運機も年代物。手回しでエンジンをかけますが、いまだに現役で有能です。

残念ながらマルチのキワは耕運機で耕せません。ここに残った雑草は手で抜きます。

耕運機をかけ終わったところ。だいたい畑の色に戻りました。

しかしマルチ際にはこんなに残っています。どうも肥料を多くまいた畝のまわりは雑草の成長もよいようです。このマルチの端に追肥をしていきますが、せっかくの追肥が雑草の成長のためになるのはやるせないので、少々手間ですが手で処理します。

だいたい抜きました。完璧、もいいのですが、だいたい、も農の魅力です。

仕上げは茅敷です。このあとはもう耕運は出来ません。あかもんのつるが伸びていく場所だからです。代わりに畑に茅を敷いて雑草の成長を妨げます。

まつるの伸びる先に重点的に敷きました。まだまだ茅が足りませんね。

空中でならせるための三脚もセットしました。雑草を排除するのは、虫があかもんの見に寄り付かないようにしたいためです。同じ理由で、今年はつるを空中に持ち上げてあかもんの実が畑の面から遠ざかる工夫もしてみます。乞うご期待。
(2023.6.7)
