
上の写真は前回5月10日の草刈後。田んぼのあぜの法面(のりめん)は基本的に田んぼの水を保ちたい上側の人が管理します。だから、稲作をする田んぼの下側のあぜを刈るのです。

今日の様子。1ヶ月でこれだけ伸びますが、また楽しい草刈ができます。除草剤を使えば、確かに草はなくなりますが植生がなくなるとあぜも弱って壊れやすくなると言います。できれば草を生き絶やすことなく、短く刈ってあぜを守りつつ虫や蛇の温床にならないような管理を心がけたいものです。

とはいえ上の写真の状態を下の状態にするのはかなり体力が入ります。現在の農作業の担い手である70代以上の皆さんが、除草剤を使うことに異を唱えることはできません。無農薬を望むなら、この除草作業を自分でやってみることをお勧めします。

ここまで刈りました。体幹を使いながらヨガのようなポーズをすることもある、とても運動になる草刈です。これを人は「除草」+「エクササイズ」で「ジョソサイズ」と呼んでいます。加えて、刈った後のさっぱり達成感と、農地保全に少し貢献できたかな、という思いで、大いに満足感が得られる。こんないいことづくめの草刈りを一人でも多くの人に紹介したいと思います。

(2024.6.8.)
